PRESS RELEASE

報道関係者各位

 

平成29927

菅原システムズ

981-3215仙台市泉区北中山3-24-13

TEL:080-5732-2757

菅原システムズが開発したソフトウェア”maxroster”が 国際コンペ「MaxSAT Evaluation 2017」で、堂々の1位を獲得!

概要

菅原システムズが開発設計したソフトウェア「maxrosterが、ルバ(Solver)呼ばムの性能を競う国際コンペ「MaxSAT Evaluation 2017」で出場4部門中、3部門で1位を獲得しました。「maxroster」は、菅原システムズが開発設計した看護師勤務表ソフトウェア「スケジュールナース」のコア技術を使っており、今回の1位獲得によって、その技術の高さが世界最高レベルであることが証明されました。

国際コンペサイト]http://mse17.cs.helsinki.fi/

結果発表http://mse17.cs.helsinki.fi/mse17-talk.pdf

MaxSAT Evaluation とは

人口知能学会関連の研究者によって 2006 年から毎年行われているソフトウェアの国際コンペです。(2017年に 行われたものが MaxSAT Evaluation 2017) ソルバと呼ばれる種類のプログラムの性能を競うもので、数学的にNP困難と呼ばれる、コンピュータを用いても解くのが困難と証明された問題分野が出題されます。一定の時間内に、解を出すことは勿論ですが、解の良さについても評価が行われます。評価は、米国アイオア大学にあるクラスタマシン(多数のコンピュータの集合体)上で数か月間行われます。参加者は、大学の研究者が中心です。アメリカ、カナダ、フィンランドなど、さまざまな国からエントリーが行われています。日本人の優勝者は、2012年九州大学の越村三幸先生以来となります。

 

 

NP困難な問題に挑むスケジュールナース

NP困難な問題の中で、産業上の応用としては、看護師の勤務スケジュールの自動作成があります。学術的には、「ナーススケジューリング問題」として認識されています。スタッフのシフトスケジュール作成を行いつつ、日々の必要なスキル人員の確保を行うということは、従来、熟練した管理者が行ってきました。人手で行っていた作業を、代わりに自動的に作成する当事業部製品「スケジュールナース」は、人間が知能を使って求めていた解を、ソフトウェアという機械に代替え,またはサポートする人工知能の側面を持っています。菅原システムズは、「MaxSAT Evaluation」で証明された技術をベースにさらに深化させていきます。 この技術に磨きをかけ、コンピュータによる自動化が困難な業務の生産性を向上させることによって、社会への貢献をしていく所存です。

【製品・サービス情報】  http://nurse-scheduling-software.com

 

なお、今回の成果は、筑波大学で行われる日本オペレーションズ・リサーチ学会、数理計画研究部会でのRAMPシンポジウムでも発表されます。

RAMPシンポジウム】  http://infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/~ramp/index.html

 

【参考資料 2012越村先生優勝時の SAT/MaxSAT競技会参加記】 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssst/29/4/29_4_9/_pdf

 

【本件に関するお問い合わせ先】 菅原システムズ  [代表]菅原孝幸

TEL070-4800-5150

E-mailnurse-support@sugawara-systems.com