まず第一に探索能力

クランドかオンプレミスか、ということよりもまず第一に探索能力です。ナーススケジューリング問題は、自動勤務表の難易度は規模に応じて上がる でも述べた通り、現代最高の最適化ソルバをつかっても最適解を得るのは、とても難しいのです。それ故に、業者間の実力差は、とても大きいものがあります。 もし、探索能力が貧弱だと、

    1. 能力のあるソルバでは全ての休み希望が通せても、通せない可能性がある
    2. 各スタッフのQOLが悪化する可能性がある
    3. 能力のあるソルバでは全ての人数が確保出来ても、満たせない可能性がある

勿論、物理的限界はあるので、どんなものでも割り当てできるということではないのですが、ソフトで何とか出来るものであれば、何とかしたくなるのが常ではないでしょうか?

探索能力の能力指標としては、ベンチマークテストに対する成績が参考になります。菅原システムズは、ナーススケジューリング問題に関する既知の公開ベンチマーク問題に対して全てを公開 している唯一の事業者です。 現在、世界最高とされる数理最適化ソルバ群との比較を載せていますが、遜色ないどころか、凌駕している様子がお分かりいただけると思います。
何故このような事が起きるのか?不思議と思われるかもしれませんが、ナーススケジューリング問題に対して特化しているというのが一因です。(技術は、取得済み特許4件により保護されております。)


勤務表作りの大きな悩みは、人を割り当てるとスタッフの休み希望が入れられない、逆にスタッフ休み希望を入れると人を割り当てられない、というように、組織の要求と、スタッフの要求を同時に満たすことの難しさにあり、それがナーススケジューリング問題の本質です。その能力は、最適化ソルバの能力そのものです。現在最高の最適化ソルバを使えば、物理限界、もしくは、物理限界近くまでの最適化が可能です。 世界最高の最適化ソルバと人との能力差は、比べるべくもありませんが、業者間の実力差が激しいのもこの部分です。もしも、人と同程度の能力しかないソルバなら、自動化のメリットはない、と言ってよいでしょう。

高速であること

最初の解を得るまでの時間をご覧 になってください。より一層、他のソルバと性能差が顕著となります。求解が高速であることは、トレードオフ点 を探るときに必要な要件です。

やりたいことが出来る

シフト勤務表は、千差万別であり、いわば「世界に一つしかない勤務表」です。職場のルール然り、毎月の休み希望然り、スタッフ個々の個別事情・家庭事情然り、その上突然の長期休み然りです。 やりたいことがコンピュータに指示出来なければ、手作業でつくるのとあまり変わらなくなってしまいます。それでは自動化の意味がありません。


このような実務的な問題に対して、アカデミック界、勤務表ソフト業界共、殆ど何も回答を与えてきませんでした。一般のソフトは、決まった枠組みの中でしか行えることはありませんでした。それが、「簡単設定」ということであり、イコール 行いたい制約を記述できない、というジレンマがありました。。

スケジュールナースの場合は、元々枠組みそのものがありません。その代わりユーザご自身、もしくは、菅原システムズに依頼して、プロジェクトファイルを作成する必要があります。それが、他のソフトと違いでありユニークな点です。 この度、プロジェクトファイルの作り方をゼロから学べる自習本 を作りました。これにより、菅原システムズに依頼しなくても、自動勤務表化を始めることが出来るようになりました。

安価であること 480円/月

以上の3点に加えて、管理者個人でも使える価格設定が見逃せないポイントです。

その他は枝葉末節

Excelにインポート・エクスポートするとか、Excelに成形出力するとか、当たり前の機能は、当然サポートしています。
そもそも上の3つが揃っていないと、まともに自動化出来ないと思います。その上で、個人が使える程安価であれば嬉しいです。

看護師・介護士向け自動勤務表ソフト3選

以上の機能をサポートするのは、スケジュールナースのみですが、敢えて3つを選びました。

  1. スケジュールナース
  2. ナース物語.高速オプション
  3. ベタープレイス