元副部長にお話し頂きました
1+1=2 2+2=4
こんな簡単な小学校レベルの算数は、誰にでもできるのだが、勤務表の数となると別物となる師長が、たまにいる。
師長含め25名の病棟看護師がいるとしよう。3交代勤務。準夜・深夜3人夜勤。平日日勤者数(師長含む)13名。準夜翌日は休み。25−3(準夜翌日休み)−3(準夜)−3(深夜)−13=さて、いくつでしょう?答えは、3です。この3は、どういう意味を持つ3なのか。そうです、休みの3です。3名のスタッフが準夜休み以外の休みを取れるという意味です。であれば、平日の休み希望は3名まで(あるいは準夜休みでも良いのであれば6名まで)と制約すべきなのに、それ以上の休み希望をスタッフが入れても、必死になって勤務表を作成する師長がいるのです。算数は答えが明白です。迷いがなく、スッキリしています。出来ないものは出来ないのです。無い袖は振れません。勤務者数は、打ち出の小槌じゃないんです。「算数ができないのか?この師長。」と思ったが、そうではないんだなぁ。何故、休み希望が3名までなのかをスタッフに分かるように説明ができない、あるいは、説明をする気がない、はたまたスタッフから意見を言われたくないなど、理由はこんなところです。だから極端に平日の日勤者数が少ない日が発生したりする。安全を担保した人員配置での看護を提供することが、私たちの仕事であり、使命です。スタッフの希望優先にして、低下した看護力で良い訳がありません。スタッフの言うことを聞いていれば「良い師長さん」でいられるが、それに甘んじて良いのかな?!